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404 迷い犬 not Hound

稼働率7割以下で日々を生きる(twitter:mochigase404)

就職活動の悲喜こもごも〜電話編〜

こんにちは。もちがせです。
今日はこちらの記事について書きたいと思います。

‪電話は嫌い、非通知出ない 人事も驚く今どきの就活生 : NIKKEI STYLE ‬
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO13579300S7A300C1000000?channel=DF180320167086

『今時の若者』『驚きの実態』
そんな内容の記事は、大なり小なりよく見かけるもので、いちいち引っかかりを覚えたりもやっとしたりするものでもないだろうな、と思ったりもするのですが。
学生をお客様扱いしろ、と言いたいわけではないですよ、ということを念頭に、何点か気になるポイントがあったので、その部分について書いていきますね。


◆そもそもなぜ電話なのか?電話でなければならないのか?
電話というツールは、そもそも、受け手側が取った時点で、かけた側は受け手側の時間を問答無用で拘束するものである、と個人的には思っています。
だから、余程可及的速やかに返答が必要、人の生き死に関わる内容ではない限り、メールでもいいのではないか、と考えています。
そもそも、電話というのは聞き逃し、聞き間違い、言った言わない論争が起こりがちなので、重要な事項は後からでも必ずメールなどの文面に残しておくこと、と言われるケースも多々ありますしね。
ただし、電話への苦手意識が強く、営業職や、架電・受電のある職種を避けて対外的な接点を極力持たずに済むように仕事を選んだとしても、電話応対0%を叶えることはほぼ無理だ、ということもわかります。
(実際に自分自身がそうなので)
だからこそ、ある程度採用の過程でそうしたスキルを見ておきたい、という企業側の思いは、理解しているつもりです。

◆非通知の電話に出ないのはそんなに責められることなのか?
発信者の番号が通知されている状態であれば、せめて就職活動中くらいは電話帳に登録のない番号でも出ることを勧めますが、
勧誘や詐欺の多い昨今、非通知の電話を警戒することは悪いことなのだろうか?と疑問に思います。
人事担当の方がプライベートで使用している電話からかけるのであれば個人情報の問題もあるかもしれませんが、
電話番号を通知できない、誰もが納得するような理由ってないと思うんですよね。
あと、記事中に『気づかないうちにうっかり非通知になっていた』という事例が記載されていましたが、
そうであれば学生側のこういう事例も許されていいと思いますね。
『気づかないうちにうっかり非通知拒否設定になっていた』
結構この非通知拒否設定、標準的な機能の一つだと思います。私自身何度か携帯を替え、長らく非通知の電話がかかって来たことは就職活動中を含めてありませんが、
(もしかしたらその設定によって気づいていなかったのかもしれませんが)
わざわざ安全のためにかけられているその設定を危険を顧みず解除しなければならない、重大な理由はないと思います。

◆電話に出てくれない、と言うけれど。
学生の本分は勉強ですし、就職活動中の学生となれば、卒業に関わる授業というものもあるでしょう。
授業中だから電話に出られない、というのは至極真っ当な学生の姿なのではないでしょうか?
そもそも、仕事をしていて電話をかける必要性が生じた場合、よほどの用件ではない限り、お昼時や就業時間後と思われる時間帯は相手が出られない可能性も高いため、避けたりしないでしょうか?
また、それでも相手が出られなかった場合は、伝言をお願いする、留守電を残す、などといったこともするでしょう。
そうしたことも社会人生活における電話マナーの一つだと捉えているのですが、
学生相手、就職活動生が相手の場合はできない、やらない、やらなくていいという理由はないと思うんですよね。
電話やコミュニケーションスキルを試したいと考えているならばなおのこと、そういうお手本を示すことも必要だと思いますしね。


『今時の若者』『驚きの実態』
こういう趣旨の記事というものは極論すると、年長者側が自分自身の常識が通じない若者がどうかしている、という論調になりがちです。
その常識、本当に正しい、何も間違っていないと言える?
ということは、人生の先輩だとしても常に考えなければならないんじゃないかな、と思います。

プレミアムフライデーと言われても

いよいよ本日2/24からプレミアムフライデーなるものが始まるらしい。
プレミアムフライデーとは、月末の金曜日に午後3時前後の早期退社を促す施策で、これによって旅行業界や外食産業など、個人消費が増えて経済が活性化されることが見込まれる、らしい。

……が、正直に言えば普及しないだろうな、と思っている。
個人的には、金曜夜はただでさえ酔った方や浮かれた方が電車内に増えてうわぁと思う機会が多いので、早期退社が可能ならさっさと帰宅したいという本音もあるのですが、
主な理由は以下の2つ。

◆本気で早く帰らせようと思うならそのための施策が必要である。
◆そもそも所得が変わらないのに余計に消費をしようと思わない。


以下、各項目についてわたしの考えを書いていきたいと思いますが、
なお、この後はサービス業の方や人命に関わる仕事の方など、午後3時の退社がそもそも難しそうな職業の方は除いてこの後の話を進めたいと思います。


【早く帰ってね、というだけでは浸透しない】
月末というのはそもそも繁忙期だという会社が多いのではないでしょうか。
何とか月内に売り上げをあげたいから頑張りたい。月末までに〆切がある、など。
給料日直後で財布の中が潤っている人が多い時期でもあるわけですが、こんな風に繁忙期にあたる人は、早く帰れと言われてもね、である。
本当に早期退社を普及させたいのなら、深夜割増手当のプレミアムフライデーに限り、適用時間帯を19時などに繰り上げるなどの施策を打たない限りは難しいだろうなと思います。
ただ、繁忙期にあたる人はやはりこれでも迷惑だという思いは変わらないだろうと思うので、月初の金曜日にズラすなど、考えた方が良いかと思いますが。

しかしこういう手当がつくと会社側はなるべく早く従業員を帰したくなるかもしれませんが、なおさら働きたいという人も出てくるでしょうね。わたしも普段どおり働けば手当がつく対象になるので、残ってもいいかなと思いますしね(笑)


【そもそも所得が変わらないのに余計に消費しよう思わない】
月末の金曜日といえば確かに給料日直後です。お財布の中には月内で最もお金が入っている人も多いでしょう。
しかし、個人消費に回せるお金が増えたわけではないのです。プレミアムフライデーだろうと、いつも通りの消費活動を行なうので精一杯でしょう。
自由な時間が増えただけでは個人消費の増加に結びつかないと思うんですよね。特に、労働者の平均所得が昔より下がっている中では。
本気で経済を回したい、個人消費を増やしたい、と思うなら、
特に一定の所得層以下に商品券を配るなどした方が良いかな、と思います。
どうしてもプレミアムフライデーに合わせたいなら、一年間有効だけれど、プレミアムフライデーとその週末にしか使用できないようにする、などの期限を設けてね。


とはいえ、わたし個人としては上記2つの条件が整っても、
早期退社が出来るなら早く家に帰ってゆっくりしたいな、という気持ちは変わらないと思いますけれどね(^_^;)

職場チョコを職場の飲み会と同じ予算に組み込めたら、と考える

冬来りなば春遠からじ、なんていう言葉がありますが、
クリスマスを過ぎるともう恵方巻きの予約のポスターなどをコンビニで見かけるようになるあたり、
暦の上の春って確かにそんなに遠くないんだよね、とふと思う今日この頃。

こんにちは、もちがせです。

そうして恵方巻きの広告が見られるようになる頃、
その10日後には来てしまう、次のイベントの足音も聞こえて来ます。

そうです、バレンタインです。

お菓子業界の戦略だ、なんて言われつつも、
コンビニやスーパーからデパートまで、あちらこちらに普段とは違う装いでラッピングされたチョコレートたちが所狭しと並び、毎年盛り上がりを見せるバレンタイン商戦。
お目当の彼に!以外でも、友達向け、自分向けに、という風潮も、ここ何年かで定着して来ていますね。

そんな中で、毎年、主に社会人の中でこの時期に挙がる話題の一つ。
『職場での義理チョコ』
渡す方も予算から買い出しから、渡される方もお返しについて、
あれこれと気を揉み、手間もかかる職場での義理チョコ。
最近は廃止している会社もあるようで、
年々職場での義理チョコ文化はトーンダウンして来ている感じでしょうか。


もちがせ個人は会社での義理チョコ文化については、
ちょっと面倒だなぁと思う気持ちがないわけではないです。
会社帰りにしろ休日にしろ、いつもは行かない場所へ、苦手な人混みの最中向かわなければならないし、
日程が月中であるために、給料日前にあたるわけでして。
いい社会人がケチるなと言われそうですが、
そう大きい部署に所属したことがあるわけではないけれど、基本的に女子は自分一人かもう一人いればいいくらいのところにしかいないので、
すごく大きい金額ではないもののそれなりにお財布に痛い。

……義理、より義務チョコめいた感じになって来ているのがイヤなのかな、と思ったりもします。
義務、は言い過ぎだとしても、買わなければ、用意しなければと、バレンタインが近づくたびにそうした考えが頭をよぎることで、
喜んでもらえたらいいな、という思いまでも薄らいでいきそうといいますか。

というか、いつもは足を踏み入れることがまずないデパートに、
ちょっと高くてこの季節にしか出ない可愛らしいチョコレートを買いに行くのなら。


自分だって食べたいよ!!


と思うわけです。

というわけで、考えました。
バレンタインはイベントにかこつけていつもは食べないようなちょっと高くて可愛いチョコレートを食べるのにまたとない機会です。
バレンタインとチョコレート、に関わらず、こういうイベントごとでしか食べないような食品とか、他にもあると思うんです。
あとはシーズンイベントにかこつけて飲みに行くとか。

これ、部署や会社の飲み会予算のような形で、年間行事予算として組み入れられたらいいなぁ、と。
というわけで、パッと思いつくものをリストアップしてみようと思います。

【年間行事を楽しむための予算。各月明細】
1月:新年会・七草がゆ
2月:恵方巻き・バレンタインチョコ
3月:ひなあられ・ちらし寿司・ホワイトデーの洋菓子など・送迎会
4月:花見(地域によっては3月下旬から)・歓迎会
5月:柏餅
6月:
7月:七夕
8月:
9月:月見団子
10月:
11月:
12月:クリスマスケーキ・フライドチキン・忘年会


……改めて考えてみると意外と夏場あたりって行事ないですね(^_^;)

ただ、他の飲み会やら何やらと同列に、
男も女も老いも若いも関係なく楽しむために、として決められた予算から捻出するようにすれば、
買い出しの手間はさておいて、少しは気が楽になるのかなぁ、と。
イベントにかこつけて美味しいチョコを食べられるぞ!
と前向きな気持ちになれたりするのかなぁ、と。

そんなことをふと思った次第です。

さて、美味しいチョコレートが食べたくなって来たところで、今日はこの辺りで。

青と黄色のあいつがすっかり意識に根付いていると気づく時

先日、お金をおろし忘れた結果若干手持ちが心もとなくなっていた時。
ふと入ったドラッグストアでお会計時に会員カードのポイントを使えないかと聞いてみると、
「申し訳ありませんが……」

ポイントが会計に使えないお店っていうのもあるんだ、ええーっと思ったところでふと我に帰りました。

こんにちは。またもやおひさしぶりになってしまったもちがせです。

ポイントが貯まるタイプの会員カードやスタンプカードなど、皆さんはどの程度整理出来ていますか?
また、各カードがどれくらい買い物するといくら貯まるのか、把握できていますか?

正直私自身はポイントの貯まり方については全カード分把握しているとは言えないんですが、
それでも気づくと枚数が増えて来てしまうので、最低四半期に一回は整理するようにしています。

洋服の類は頻繁に買わないので、一年で有効期限が切れてしまうスタンプカードなどは持たないようにしよう。
電気屋さんはついつい目に入ってしまったところに入ってしまうけれど、近くにカードを持っているところがあるなら、もう一足伸ばしていこう、などなど。

ここで冒頭の話に戻りますが、
財布の中で長く生き残り続けているポイントカードの中でも、
やはり洋服屋さんよりも電気屋さんよりも入店の頻度が高いせいか、主に青と黄色のあいつ……

Tポイントカードのおかげで自分の中ですっかり、
「ポイントは100円=1ポイントで貯まるもの」
「貯まったポイントはお会計で1ポイント=1円から使えるもの」
という意識が根付いてしまっているなぁとしみじみ感じる時があります。

でも、同じように食料品や日用品を買いに行くような、
Tポイント提携店(マルエツなど)はさておき、たとえばドラッグストアとか、スーパーとか。
100円で1ポイント貯まらない。
500円を超えないと買い物の時に使えない(そして500円券などにかわるので1ポイント=1円では使えない)
そういうお店も、決して珍しいわけではないんですよね。

ただ、すっかりTポイントに飼いならされてしまったおかげか、そういうお店はついつい、
「ポイント還元率が良くないんだよなぁ……」
「ポイントの使い道が限られていて不便だなぁ……」
と思ってしまって、足が遠のいてしまう。

……念のためですがTポイントのダイレクトマーケティングをしたいわけでも、他店のポイント制度を批判したりしたいわけではないです。


ところで、ポイント制度を採用している会員カードなどではよく期限とかありますよね。
一年使われないとポイントが失効しますよ、ですとか。
ポイントがお会計時に使えるところなどはその分値引きが働いて売上が減ったりするわけなので、
お店としてはポイントが失効してくれる人が多いほどに実はお得だなんていう話もありますよね。

このことを考えると、

頻繁に通うタイプのお店ではないから
(電気屋さんや洋服屋さんなど日常使いではない業種)
ということ以外に、
そもそも日常使いする店舗よりもポイント還元率を低く設定し、

500ポイントなど使用するために必要な最低限のポイントのボーダーを決めておくことで、

なかなか使えるようになるまでポイントが貯まらないなぁ、という意識づけることで、結果として足を頻繁に運ばないようにと働きかけられて、
そうこうしているうちにポイントが失効してしまう、なんていうサイクルをある程度意図的に使っているのではないか。
などということを、ふと邪推してしまうもちがせなのでした。

……だいぶ踊らされている、洗脳されている、自覚はあります。

実写映像化と使える時間の長さについてのエトセトラ

こんばんは。もちがせです。
なんだか慌ただしく日々を過ごしているうちにすっかり1月も終わろうとしているという事実に驚いています。
年始に立てたばかりの目標も早速若干頓挫してますが……

今日は、原作のある作品の実写映像化についてもそもそと思うところを書いていきたいと思います。
映像化、に限定したのは、舞台など、他媒体については今回の記事では触れない内容となるからです。


さて、最近本当に多い、
「実写化」
皆さんはどのように受け止めているでしょうか?
嬉しいような、複雑なような。
思い入れのある登場人物を演じる方がどんな方か。
原作が長いお話であれば、どの場面が取り入れられるのか、などなど。
制作決定の発表から、皆さんいろんなことを考えられるかと思います。


もちがせ個人としては、原作のある作品が映像化されるにあたって。
・文字のみだった、絵柄のみだった登場人物が、役者さんがつくことで動きや声を得ることになるが、自分の中のイメージから遠く外れないか
・原作から抽出するエッセンスがどこになるか。カットされる部分がどこになるか。
・オリジナルの展開、設定の変更などの要素。
上記3点がいつも気になるポイントです。
結局、この3点が自分の中での好き、合わない、の判断を分けるポイントだと考えているので……


ちなみに私の場合ですが実写映像化が決まった時は上記のうち、
『原作から抽出するエッセンスがどこになるか。カットされる部分がどこになるか。』
『オリジナルの展開、設定の変更などの要素』
の2点に関して、ある程度事前に推し量るために、私はその映像化がどの媒体で行われるのか、ということを真っ先にチェックします。

映画なのか、単発ドラマなのか、連続ドラマなのか……

その媒体によって、使える「時間の長さ」が変わってくるからです。

例えば映画の場合。単発なら約2時間、前後編であれば約4時間。前中後編に分かれたりすれば約6時間という時間の長さが使えます。
ドラマの場合は、単発で30分〜2時間。連ドラであれば1時間×9話くらいでしょうか。

原作が長いお話であれば、
映像化にあたって使える時間が短いほど、原作からカットされる部分が増えるのではないかと考えているからです。


原作のある作品を実写映像化する場合。
まず、ほとんどの作品がある程度原作に沿ったストーリー展開を踏むと思います。
ただ、どうしても媒体によって使う時間の枠が定められてくるので、
どの部分を強調し、どの部分をサクッとダイジェストにでもするなりカットするなりするかを決めていくのではないでしょうか。

ただ、原作のエッセンスだけをポイントとなる部分だけ抽出して繋いだだけでは、
原作を知らない人にとっては何が何だか、というような問題も出てくるかと思います。
そこで、省略された部分の補完のために。
カットした部分同士をつなぐ時に辻褄を合わせるために、設定の変更が入ったり。
そうした、原作とは違った、映像化にあたるオリジナル要素が入ってくる余地も生まれるわけです。

たとえばですが、約十年ぶりに最近映画版の続編が公開されたデスノート
一番最初に藤原竜也さんと松山ケンイチさんが主演で公開された映画では、
原作の全12巻中7巻まで。松山ケンイチさんが演じていたLが原作から姿を消すまでのストーリーが描かれていました。
原作の7巻の途中からはLの後継者が登場する第2部となるわけですが、そこが丸々カットされたわけですね。
そして、そのカットされる部分があったことによって、第2部まで続くはずだった藤原竜也さんが演じていた夜神月の活躍も、映画後編終了までに決着をつけなければならなかった。
そんなわけで、本来12巻目で幕を閉じるはずだった夜神月も、繰り上げてLと同時に終わりを迎えなければならなかった。
夜神月の最期は、ほぼ原作通りだったと記憶していますが、
彼の最期が早まったことによって、Lの最期の設定に変更が加えられました。

これも一つの、映像化に際して使う媒体の持つ時間の枠と、
どこまでどう描くかということの折り合いをつけた結果生まれた、映像化の際のオリジナルの展開と言えるかと思います。


逆に言えば原作はそう長くないものの連続ドラマ化された場合に、
おそらく使える時間の長さが原作の量に対して多すぎてオリジナルの展開をたくさん入れなければならなくなり、
それが成功すればいいけれど……
というパターンもあるのかな、と個人的には考えています。


何かこう、この作品にはこの時間の長さが合うんじゃないかな!
というような指標のようなものが生まれるといいんだけどなぁ、と、
いつも自分の知っている作品が実写映像化されると聞くたびに考えています。
こういう研究、誰かしていたりしませんかね?(笑)

無料公開という宣伝とクラウドファンディングと

こんにちは。もちがせです。

先日書いたこちらの記事に関して。

『無理公開も宣伝のうち?』
http://mochigase404.hatenablog.com/entry/2017/01/20/130331

思わぬ続報(?)が出ていたため、
いつもと趣旨を変えて、前回の記事の続きであるこの記事を書いています。
まず、キングコング西野さんの絵本無料公開後に起きた事の経緯はこんな感じです。

1)西野さんが絵本を無料公開したことに関して、声優の明坂聡美さんが疑問視するツイート
2)西野さんがその発言について、彼女の名前をタイトルにしたブログ記事を投稿し、反論
3)明坂さんも反論された上で、ツイートの無断転載に関して各所に相談


……まず、率直な感想としては以下2点。
1)そもそも明坂さんも最初の疑問視するツイートの段階では直接に西野さんの名前を記載、西野さん個人宛にリプライを送っていたわけではないので(絵本のタイトルは入れていたものの)わざわざ自分と絵本に関するツイートを日頃からエゴサーチしていたのか?という疑問。
2)西野さんのほうが知名度が高いであろうことを差し置いても、直接自分にあてられたわけではないツイートに対し、名指しでブログを書いてしまうことは大人気ないのではないか。

ですが、上記に関してはひとまず置いておきましょう。
以下は、上記の流れを受けて、アニメ監督・山本寛さんが投稿された以下のエントリーをご覧いただければと思います。

‪西野くん。 : 山本寛
http://lineblog.me/yamamotoyutaka/archives/13111069.html

西野さんの名指しタイトルのエントリーを見た後にこちらの記事を読ませていただいたんですが……

第一の所感としては、
『やはりあれは、無料公開という名の宣伝だったんだよね?!そう考えているのはわたしだけじゃなかったんだよね?!』
という安堵感でしょうか。

西野さんの今回の絵本の無料公開に関するエントリーですが、
最初は確かに、お金のことが障壁となって絵本が買えない子どものために、
ということに重きを置いていたような内容の記事だったように思うのです。
(わたしには100%そうだとは感じられませんでしたが)

ですが、こちらの記事を読むと、

‪声優・明坂聡美の危うさ。 : キングコング 西野 ‬
http://lineblog.me/nishino/archives/9256535.html

前回わたしが記事内で書いた内容以下の内容の通り、

『要約すると。 ・無料公開以外にもご自身の負担のみで、今回手紙を送ってくれた小学生に絵本を届ける方法はあったと考えられる ・無料公開に踏み切った、という行為の是非はさておいて、色々と持論を説明してしまったがために、 『お金がネックで絵本を手にできない人がいることが悔しい』 という目的が見えづらくなった。 ・無料公開に踏み切った結果売上が伸びたと宣伝してしまった (上記を含め、とにかく話題になることで売上が伸びることを予見できていたのではないか)
以上のことが、私にとってはこの一連の流れも一種の商法だったのではないかと思った理由である、ということです。』

やっぱりこの無料公開は、
マーケティング的な観点(売上アップ) >>>お金のことがネックになって本を買えない小学生の為
ということだったのね!というように思えて来てしまうんですよね……
それを西野さん自ら、結局ネタバラシしてしまっている。


ところで。ここまで書いておいてなんですが、
その、西野さんが絵本の無料公開に踏み切った行為、
その行為の経緯について、
本当に誰かのためであればそれはいいことだと思いますし、
商売のためなのだとしたら、もっとうまく隠せればよかったですね、くらいにしか、
わたし個人は思っていません。

(先に書きました通り、
知名度が自分の方が高く年上であるという状況にありながら、
自分に充てられたわけではないツイートに対して名指しで反論したことに関しては、
大人気ないのでは、とは思いますが)

(自分が前回書いたことについて、
自分自身が穿った見方しかできないダメな人間だったのだ……
と思う必要はなさそうだということにホッとしてもいます)

 

(ところで、広告費も入っていたんですね……全額寄付されるとのことですが……)

 

 

どちらかというと今後問題になってくるとすれば、
『絵本の製作はクラウドファンディングによって出資を募り、そのおかげで出来たものであるのに、出資者に対して無料公開の可能性を事前に告知しなかったことは問題にならないのか』
という点でしょうか。
(明坂さんも出資者の一人だったようです)

TVコマーシャルのスポンサー契約とはまた違ったものでしょうし、
著作権云々の権利は西野さんと出版社側にあるでしょうけれど、
無料公開するにしても、発売からあまり日が経っていない中で行なわれた、ということは、
場合によっては騙された、と言われてもしょうがないのでは……とも思います。

お金を返せばいいのか、という問題ではなく、ね。
信用や彼自身のイメージにも関わってくる部分もあるでしょうし……
現在彼の本の売上が上がっていることは良いことなのかもしれませんが、
次の作品を出版される際に、今回の騒動が影響しないといいな、と思います。

 

 

 

 

追伸。

ちなみに今回の、名指しで声優さんの発言を取り上げる手法は、彼女のファンの方など、いわゆるオタク層の方々を焚き付けてアクセスアップを目指す意図もあるかと思います。

つまるところ、炎上商法ですかね。

もし彼のやり方に心底怒りを感じる彼のファンの方、声優ファンの方がいらっしゃるとすれば、

今回上手くいってしまった場合に別の方がまた晒し上げのように取り上げられる可能性もあるかと思いますので、

そっとブロック、ミュートなどをする、アクセス数に貢献しないことをお勧めします。

(彼のキャリアを考慮すると、炎上に頼らない芸、手法をもっとお持ちになられていてもいいのでは、と個人的には思いますけれども。そういう意図ではないことを願っています)

無料公開も宣伝のうち?

‪こんにちは。もちがせです。‬

今日は少しだけ趣旨を変えて、話題のニュースから。
‪ふとツイッターのタイムラインを追っていた時に、以下の知恵袋のリンクが流れて来ました。‬

‪お金を儲ける事に遠慮してしまいます。‬
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1165573141

‪ベストアンサーに選ばれた方の回答を読みながら、なるほどな、と感心するとともに、‬
‪ふと、別の記事を思い出しました。‬
キングコング西野さんのこちらのエントリーです。‬

‪お金の奴隷解放宣言。 : キングコング 西野 http://lineblog.me/nishino/archives/9256089.html

昨今は芸人さんとしての活動の傍ら、
絵本作家としても活動されているということは最近知ったのですが、
『一番に絵本を届けたい対象である、子供たちに、金銭的な理由で届いていない。
それは本末転倒だ。』
ここまではわかります。

そこでどうして無料公開に踏み切ったのか、というところがイマイチ腑に落ちなかったのです。
(行なったことを否定するつもりはないんですが。念のため)

そこでこの違和感の原因を探ろうと思い、次のエントリーも読んでみることにしました。タイトルからだいぶインパクトありますね。

‪『えんとつ町のプペル』を無料公開したらAmazonランキングが1位になった。 : キングコング 西野 ‬
http://lineblog.me/nishino/archives/9256313.html

‪しかし、これを読むと、イマイチ理解できなかった自分の中での違和感、モヤッとした気持ちの正体を掴めました。‬

‪1つ目の記事を読んだ際、本当にこれは、‬
‪『お金という障壁によって絵本を手にできない人のための救済処置』‬
‪だけを意図して行われたことなのか、という疑問に対して、自分の中である程度納得できる回答が見つかったのです。‬

‪『この一連の流れは絵本を宣伝するためのコマーシャルだったのではないか』‬

西野さんが2つ目のエントリーで触れている以下の内容についてですが、
『作品の無料化と、近年、問題になっているクリエイターに適切な対価が支払われない(倫理的・法的)問題は、まったく別次元の話。』
『そこを同列に語り出したら、有名アーティストがYouTubeにPVをアップした時点でアウトじゃないか。
見たことあるでしょYouTubeを。無料で。』
正確にはyoutubeには広告収入を得られる仕組みもあるわけでして、
口コミ等でその動画の存在が広まり再生数が伸びるほど、そこには広告収入が発生する。
1ユーザーの動画よりは、有名人の方が作られたものの方が、そもそもご本人に広告宣伝としてのバリューがあるので、再生数は伸びやすいということもあるでしょう。

テレビCMなども、一部局を除いて基本的には視聴者は無料で見られるコンテンツの中で、
放送局はコマーシャルの枠を売り、
スポンサーはその枠を買う。
そこで商品のイメージに合いそうな旬な人、有名な人を起用することで、
宣伝している商品が売れることによって元が取れる、という仕組みがあるわけで。

表では無料で公開しつつも裏側で利益を回収する仕組み、というものは、そうしたものの中にはあるわけです。

今回の西野さんの場合。

まず、
『お金がネックになっている人にもこの商品を届けたい』
というだけであれば、他にも方法はあるわけです。
例えばですが、ご自身で本を買い、ことの発端となった子どもにも届くよう、
幼稚園や小学校、近隣の公民図書館などに寄贈する、など。
この場合、ご本人はお財布を痛めることになりますが、出版社の利益を阻害することはあまりないはずです。
本が実際に売れるわけですからね。

ですが、本を買い、受け入れてくれる図書館を洗い出し、送付する。
そこには膨大なコストがかかります。
受け取った図書館側が情報を公開する、西野さんが絵本を寄贈したというニュースが広まる、そこから実際に購入に踏み切ろうとする方が出て来て絵本の売りが上がる。そこまでの効果を出すためにも、時間がかかるでしょう。
財布を痛めず、時間をかけず、お金という障壁を取っ払うには、無料公開は確かに手っ取り早いです。


しかしこれについても、
出版社側でまず宣伝、西野さんがそれに対して、こういうページが出来ましたと紹介する。
経緯を聞かれたら(あるいは諸々の反発を目にした後に)
『実はこういうことがあってね』
と補足する。その流れにどうしてならなかったのか、という疑問も残ります。

テレビCMと一緒で、絵本の宣伝力に関して、西野さんご本人の登場は、彼のネームバリューを考えると効果絶大でしょう。
彼は芸能人であり、彼のブログや発信する情報を見に行く人は他の一般の方より多いはずだからです。
この方法は彼が芸能人だからこそ成り立つものだと思います。

無料公開に踏み切ったことに対して、
いい人だ、その本買ってみようかな、と、作品の良し悪しとは別の次元で、彼の行ないに対して賛同した場合に、
購入に踏み切る人が一定層いらっしゃるでしょう。
無料公開の裏側で、本人が意図したかはさておいて、
というよりもその効果を多少なりとも期待したからこそ出版社の方が、
売上が著しく下がる可能性のある行為を許可されたのでは?と思うのです。

 

要約すると。
・無料公開以外にもご自身の負担のみで、今回手紙を送ってくれた小学生に絵本を届ける方法はあったと考えられる
・無料公開に踏み切った、という行為の是非はさておいて、色々と持論を説明してしまったがために、
『お金がネックで絵本を手にできない人がいることが悔しい』
という目的が見えづらくなった。
・無料公開に踏み切った結果売上が伸びたと宣伝してしまった
(上記を含め、とにかく話題になることで売上が伸びることを予見できていたのではないか)

以上のことが、私にとってはこの一連の流れも一種の商法だったのではないかと思った理由である、ということです。


最後に。
私自身は、自分の好きなコンテンツ
(絵、本、漫画、ゲームなどなど)
が続くためには、製作者サイドにはきちんと相応の対価が支払われる仕組みが必要だと思っており、
そのためにお金を払うことを惜しむつもりはありません。

また、冒頭紹介した知恵袋のベストアンサーのように、この考え方が
『豊かさの連鎖』
につながればいいと願っています。

だからこそ。
今回の西野さんの行為の経緯と意図はさておいて、
あのブログの内容では
『利益の有無を考えることは悪である』
という展開になりかねないことが、残念でもあるのです。


それでは今日はこの辺で。