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404 迷い犬 not Hound

稼働率7割以下で日々を生きる(twitter:mochigase404)

実写映像化と使える時間の長さについてのエトセトラ

こんばんは。もちがせです。
なんだか慌ただしく日々を過ごしているうちにすっかり1月も終わろうとしているという事実に驚いています。
年始に立てたばかりの目標も早速若干頓挫してますが……

今日は、原作のある作品の実写映像化についてもそもそと思うところを書いていきたいと思います。
映像化、に限定したのは、舞台など、他媒体については今回の記事では触れない内容となるからです。


さて、最近本当に多い、
「実写化」
皆さんはどのように受け止めているでしょうか?
嬉しいような、複雑なような。
思い入れのある登場人物を演じる方がどんな方か。
原作が長いお話であれば、どの場面が取り入れられるのか、などなど。
制作決定の発表から、皆さんいろんなことを考えられるかと思います。


もちがせ個人としては、原作のある作品が映像化されるにあたって。
・文字のみだった、絵柄のみだった登場人物が、役者さんがつくことで動きや声を得ることになるが、自分の中のイメージから遠く外れないか
・原作から抽出するエッセンスがどこになるか。カットされる部分がどこになるか。
・オリジナルの展開、設定の変更などの要素。
上記3点がいつも気になるポイントです。
結局、この3点が自分の中での好き、合わない、の判断を分けるポイントだと考えているので……


ちなみに私の場合ですが実写映像化が決まった時は上記のうち、
『原作から抽出するエッセンスがどこになるか。カットされる部分がどこになるか。』
『オリジナルの展開、設定の変更などの要素』
の2点に関して、ある程度事前に推し量るために、私はその映像化がどの媒体で行われるのか、ということを真っ先にチェックします。

映画なのか、単発ドラマなのか、連続ドラマなのか……

その媒体によって、使える「時間の長さ」が変わってくるからです。

例えば映画の場合。単発なら約2時間、前後編であれば約4時間。前中後編に分かれたりすれば約6時間という時間の長さが使えます。
ドラマの場合は、単発で30分〜2時間。連ドラであれば1時間×9話くらいでしょうか。

原作が長いお話であれば、
映像化にあたって使える時間が短いほど、原作からカットされる部分が増えるのではないかと考えているからです。


原作のある作品を実写映像化する場合。
まず、ほとんどの作品がある程度原作に沿ったストーリー展開を踏むと思います。
ただ、どうしても媒体によって使う時間の枠が定められてくるので、
どの部分を強調し、どの部分をサクッとダイジェストにでもするなりカットするなりするかを決めていくのではないでしょうか。

ただ、原作のエッセンスだけをポイントとなる部分だけ抽出して繋いだだけでは、
原作を知らない人にとっては何が何だか、というような問題も出てくるかと思います。
そこで、省略された部分の補完のために。
カットした部分同士をつなぐ時に辻褄を合わせるために、設定の変更が入ったり。
そうした、原作とは違った、映像化にあたるオリジナル要素が入ってくる余地も生まれるわけです。

たとえばですが、約十年ぶりに最近映画版の続編が公開されたデスノート
一番最初に藤原竜也さんと松山ケンイチさんが主演で公開された映画では、
原作の全12巻中7巻まで。松山ケンイチさんが演じていたLが原作から姿を消すまでのストーリーが描かれていました。
原作の7巻の途中からはLの後継者が登場する第2部となるわけですが、そこが丸々カットされたわけですね。
そして、そのカットされる部分があったことによって、第2部まで続くはずだった藤原竜也さんが演じていた夜神月の活躍も、映画後編終了までに決着をつけなければならなかった。
そんなわけで、本来12巻目で幕を閉じるはずだった夜神月も、繰り上げてLと同時に終わりを迎えなければならなかった。
夜神月の最期は、ほぼ原作通りだったと記憶していますが、
彼の最期が早まったことによって、Lの最期の設定に変更が加えられました。

これも一つの、映像化に際して使う媒体の持つ時間の枠と、
どこまでどう描くかということの折り合いをつけた結果生まれた、映像化の際のオリジナルの展開と言えるかと思います。


逆に言えば原作はそう長くないものの連続ドラマ化された場合に、
おそらく使える時間の長さが原作の量に対して多すぎてオリジナルの展開をたくさん入れなければならなくなり、
それが成功すればいいけれど……
というパターンもあるのかな、と個人的には考えています。


何かこう、この作品にはこの時間の長さが合うんじゃないかな!
というような指標のようなものが生まれるといいんだけどなぁ、と、
いつも自分の知っている作品が実写映像化されると聞くたびに考えています。
こういう研究、誰かしていたりしませんかね?(笑)